高音質の曲を聴くためのお話
皆さんはお持ちの携帯端末やプレイヤーで音楽を聴きますか?
僕は毎日聴きます。
その時、良音質で聴きたいですよね。
そのために皆さんがなさっていることは、まず、良いイヤホン、ヘッドホン探しだと思います。
あとは、CD音源を聴いたり、有償の音楽をダウンロードをしたりする、くらいですかね。
でもそれだけでは、良音質なものを楽しんでいるとは、少し言い難い時代になってきているんです。
皆さんは、イヤホンを買い求める時に家電量販店でこんな言葉、見たことありませんか。
"Hi-Res"
Hi-Resで”ハイレゾ”と読みます。
High Resolution Audioの略で、 CDよりもレゾリューション(説明すると長くなるので、ここでは音の情報量が多い、ということにさせてください。)が高いデジタルオーディオのことを言います。
皆さんが聴いているCDの音源やMP3と呼ばれる形式のファイルは、実は、音がレコーディングされた時に実際に発された音の情報量より、収録環境にもよりますが、だいぶ削ぎ落とされた状態で収録、ファイル化されていることもあるのです。
ですから、音が粗かったり、鈍かったり、実際にレコーディングしている楽器の音とは、かなり差が生じることがあるのです。
しかし、ハイレゾの音楽ファイルは、CD音源の約6.5倍の情報量を持つと言われています。だから聴き比べてみると、ハイレゾ音源の方が、音が鮮明で、より”クリア”に聴こえるのです。
びっくりするのが、CD音源では聴こえてこなかった音も聴こえてきます。
まるで、生ライブのような音が聴こえてきます。(音源によって差はあります。)
では、ハイレゾ音源を聴くにはどうすればいいのか。
それは、僕も利用しているサイトがあるのですが、宣伝みたくなってしまうので、このブログでは敢えて紹介はしません。ですが、検索すれば出てきます。
興味のある方はご自身で探してみてください。
イヤホンをHi-Res対応のものにするのは、その音源ファイルを購入してから、が手順としては正しいと思います。
いくら良いイヤホンを持っていても、聴くファイルが音質が良くないものでは、結局、物理的にそのファイル以上の音質のものは聴けないのです。
アンドロイドの携帯端末をお持ちの方は、Hi-Resに対応しているものが多いので、それを使えば問題ないのですが、iPhoneをお持ちの方、残念ですが、基本的にHi-Resは対応していません。
しかし、アプリを使えば、iPhoneでもHi-Res音源を再生する方法もあるようです。
それもご自身でお調べになってみてください。
検索すればすぐに出てきます。(追記:iPhone単体で聴けるわけではなく、そのアプリをダウンロードした上で、ハイレゾ再生対応のプレイヤーが必要だそうです。)
ですから、CDの何倍も良い音質”ハイレゾ音源”を聴くには
1. ハイレゾ音源のファイルの音楽を購入する
2. 再生プレイヤー及びイヤホン、スピーカーをHi-Res対応のものにする
この手順が必要となります。
この一連、とても面倒くさいと思います・・・
ですが、時代はすぐに移り変わります。
僕が高校3年生の頃(約5年前)は、Bluetoothが出始めでBluetoothイヤホンを持っている人なんて、ほとんどいませんでした。
ですが、今はどうですか。
有線に根強く使い続けている人もたくさんいますが、Bluetoothイヤホンを使っている人を本当にたくさん見かけるようになりました。
こうやってモノは時代が進むにつれて良いモノに移り変わっていくのです。
Hi-Res音源も、そのうちもっと街に溢れると僕は確信しています。
まずは、世界中のミュージシャンにハイレゾ音源で曲をリリースしてもらいましょう。
ハイレゾ音源で曲をリリースしているミュージシャンなんて、ほとんど見かけませんよね。特にメジャーな人では。
今、それに熱心に取り組んでいるミュージシャンは、CHAGE AND ASKAの ASKAさんです。
この方は、CD音源だけでなく、ハイレゾ音源で曲をリリースしたり、自分のファンに Hi-Resを知ってもらおうと、自身の経営する会社とPioneer(ハイレゾ搭載の機器を販売している会社)とコラボして、Hi-Resのスピーカーやイヤホンを販売しています。
Hi-Resは普及が進んでいないため、機器を買うにしても、曲を買うにしても、手に入れられない値段ではありませんが、少々コストが嵩みます。
ですが、時代が追いつけば、さらに手軽に手に入れられると信じています。
これはかなりグレーなお話なのですが、
皆さんが、新しいイヤホンに買い替えた時に、音質が良くなったと勘違いにすぎないこともあるのです。
確かに値段時にグレードアップと言えるものであれば、良い性能のものの買ったならよくなっているでしょう。それは間違いありません。値段帯で、性能はかなり変わります。
でも値段帯が変わらないものでの比較は、”聴こえている音の周波数が変わった”とか、イヤホンは消耗品ですから、”消耗品は新品の方が音はいいに決まってる”とかで、音質がよくなったと錯覚する方もいるかもしれません。
でもハイレゾはレベルが違います。
ぜひ、家電量販店でサンプルで構いませんから体験してみてください。
音質に少しうるさい人のお話でした。