中学校の記憶 <N先生について>

今朝、とある夢を見ました。

忘れたくない夢でした。

 

皆さん、夜寝ているときに“夢”を見ることがあると思います。

夢はレム睡眠中に見ることが出来て、

「脳内の記憶の整理をしている過程」を夢としてみられるそうなのです。

 

自分で夢について説明してみてもなかなか難しいですし、

夢の定義を調べてみても、一眼で見て納得できるような断定的なものは出てきません。

 

ここまで抽象的だとなんか、大学の推薦入試の問題で出てきそうですね。

 

ー「夢」についてあなたの考えを述べなさい。ー

 

... 少し余談を挟んでしまいました。

 

本題に戻りますが、

今朝見た夢が、僕が中学1年生の時、お世話になった先生(以下、N先生)についてなのです。

 

ここ数日、N先生について特に考えていた訳ではなかったので、急に中学校の記憶が蘇って

不思議に思いました。

 

夢の内容を説明します。

内容にだいぶ偏りがあるのですが、それはお許しください。

これは夢を元に作ったフィクションではなく、みた夢そのものを直接的に文章へ起こしたものだからです。

 

場所は中学の校舎。1年5組の教室。休み時間。

僕はいじめられていました。(かわいそうとか思わないでください)

直接的ないじめではなく間接的な嫌がらせ。

 

僕がどこからか教室へ戻ってくると、自分の机の上に何か得体の知れないものが置かれて

いました。

その“もの”は、汚いものではなく、鋭利な危ないものでもなく、何かゾワゾワした黒い物体が

数個置かれていました。

はっきりとはわからなかったのですが、それを見て、夢の中の僕はとても悲しくなりました。

とあるクラスのいわゆる“いじめっ子”が近くで嘲笑っていたので、僕は嫌がらせをされたと

すぐ理解しました。

僕が戻ってきて、その“もの”を見つけた時の反応を楽しみにしていたように見えました。

 

僕はその時、嫌がらせをされて、その張本人へ仕返しとか、怒りをぶつけたりだとか、

反抗的な態度を取れるほど強くありませんでした。

 

「いじめられちゃった...」

 

自分の席のそばで唇を噛み締めていると、そこにN先生がやってきました。

先生は事態を察して、その“もの”をすぐに取っ払ってくれました。

 

「こんなこと、誰がやったの? 全く、しょうがないね。」

 

N先生のおかげで僕は救われました。

助けてくれる人がすぐそばにいてくれて。

 

N先生は僕にとってヒーローでした。

 

夢はそこで終わりました。

 

たったこれだけの出来事なのですが、

今朝起きた僕は本当に悲しかったし、嬉しかった。

確かに、担任の時も正義感が強く、一人一人の味方でいてくれた優しい方でした。

 

たまたま連絡先を知っていたので、

特に用はありませんでしたが、思わず連絡をしてしまいました。

先生はお元気そうで、そのやり取りの中でも相変わらずかっこいい方でした。

 

 

N先生がみんなに好かれていたことを裏付けるエピソードがあります。

きっと先生は知らないんだろうな。

 

N先生は僕の代を入学から卒業まで担任としてみてくれました。

だから僕ら生徒もN先生のことをよくわかっているのです。

 

僕らの学校は毎年クラス替えがありました。これは3年生になる時の話です。

当日はもうみんなドキドキです。

どんな友達と同じクラスになれるのか。前半クラスなのか、後半クラスになるのか。

そしてどんな先生が担任をしてくれるのか。

 

学校の壁に張り出されたクラス割を確認して自分の席に向かいました。

先生の発表はみんなが各クラスに着席して、朝礼の段階でわかるのが母校式でした。

(記憶は合っているはず...?)

 

誰が入ってくるのだろう。

 

僕のクラス(5組)は別の方でした。

N先生は4組でした。

 

(子供は素直なので、きっと先生方もその瞬間の反応にドキドキされているのですよね。

ごめんなさい。)

 

朝礼が終わった後に、担任について生徒による所感の言い合いが繰り広げられる訳ですが、

5組に限らず、4組以外の沢山の友人が言っていました。

 

「N先生がよかったーーーー!!!!!」

 

それは正直、僕もちょっと思ったことだったし、同じ様に思った人が他にもたくさんいて

納得しました。

但し、卒業する時に僕の担任の先生もとてもいい人だったということは言っておきますね。

 

他にもエピソードはあるのだけど、とりあえず今日はここまで。

 

このお話は夢の中ではありますが、ひょっとすると思い出に近いのかもしれません。

 

こんなきっかけだったけど、先生にご挨拶ができてよかった。