トレーニング
いつのまにか11月を迎えていました。
ここ最近、寒さが増してきたと思ったら、もう立派な秋です。
去年の今頃は、上演実習の「光の音」を終えた頃です。燃え尽きた直後にちょうど芸術祭期間の休講だったので、気持ちを切り替えるにはいい時期でした。
4年生である今年も卒業公演という形で舞台に出演します。
学業で舞台を踏むのは人生最後になるでしょう。
学業で舞台を踏むなんて、なんか変な感じもしますが、でも舞台は今の僕の人間性の形成には欠かせないものでした。そして、4年間、やってきてよかったと思っています。
役者は身体が資本です。
これに関してはみなさん本当によくわかっていただいてるみたいで、応援の言葉をくださる時、ほとんどの方に「役者は身体が資本なんだから、体調気をつけてね」と言ってくださります。有難いです。
これから本格的な稽古が始まるわけですが、それに向けて、さらに小屋入りしてからの期間に向けて、”疲れにくい身体”、また、”エネルギー循環の良い身体”をつくることが大切だと考えます。
少ないエネルギーでたくさん動ける身体という”効率型”は僕は信用してません。(競技によりますけどね、僕はスポーツ選手ではありませんので。)
摂った栄養と発揮するエネルギーはイコールです。
そんな夢みたいな話があれば、人間は不摂生で体調を崩したり、瘦せ細ったりしません。
ですから、エネルギーを摂取する癖と、それを
消費するのを怠らないのが良い身体づくりではないでしょうか。
そんな理念が僕の中にあってトレーニングを励んでいるわけです。
お陰様で、重点を置いて取り組んでいるハムストロングとふくらはぎは、ここ1ヶ月でかなり変わりました。
さてみなさん、僕がこの季節、口酸っぱくして言っていることがあります。
“暖房をつける前に、服を着込む前に、筋トレをしてみて!”
いや、これ本当にいいんですよ。
身体が温かくなって、暖房つけなくてもいけますよ!(光熱費もケチれます)
すこし肌寒くなってきて、暖房をつけようか迷っている時期くらいにおすすめです。
皆さん、仕事帰りの大人に何をやらせるんだとか、明日に向けて身体休ませたいんだよ、とか、おっしゃると思います。
その通りです。毎日やれなんて言いません。
30回を3セットやっていい汗をかこう!!とか、そんな無理なことは言いません。
もちろん、やりすぎたら汗かきますよ?
そうですね。5回でいいです。
そして、ちゃんと食べて寝てください。
新陳代謝が悪い方には特にお勧めします。
気をつけることと言えば、張り切りすぎて最初から回数を飛ばしすぎないとか、関節や腰を壊す間違えたやり方でやらない、とかそんなもんです。
ですから、ほどほどでいいんです。
女性の方なんか、筋肉をつけすぎてしまうと、見た目に影響が出てしまう方なんかいらっしゃるでしょうし。
さすがに真冬の寒さには敵いませんが…
暖房をつけ始める前にこのことを思い出したら…
ぜひやってみてね。