待望の・・・
11月5日、東京国際フォーラムAにて、ASKAのSYMPHONIC CONCERTが幕を開けました。
長年のファンでもある母も連れて行ってまいりました。
実は、この日を迎えるまでに、僕の中で勝手に、僕と母のASKA物語があるのです。
それはいずれ、公開する予定です。でも、しないかもしれません。
記事は半分は書き上げたのですが、とりあえず取り急ぎこの記事を公開します。
ありがたいことに、現存している好きなアーティストのライブは全部行けています。
どれも素晴らしいものでしたが、正直、ASKAは格が違いました。
大きなネタバレページにしたくないので、詳しく書くつもりはありません。
僕の中のASKAと、母の目に映ったASKAはまるで違うものでしょう。
そして、母の中でASKAの歌声を生で聴くことは、行動派でない彼女にとって、夢のようだったみたいです。
連れて行けてよかった。
◯◯(母の名前)さん、親孝行をするにはまだ早いけど、こういうことは喜んでもらえるのかな!
名前のわからない花
先日、家の近くを散歩していると木に綺麗な花が咲いていました。
普段歩いているとき、様々なものに目を向けるようにしていますが、その時はそんな努力せずとも目の中に飛び込んできました。例え、視界の隅だろうとも。
美しいものは、人目を惹き寄せる力があるみたいです。
それは、薄いピンクの花弁が大きくて立派な花でした。でも知らない花でした。名前がわからないのです。
民家の敷地に咲いていた花でもなく、道の通り沿いに幹があったので、この近くの誰かが育てているわけでもないと思ったので、人に聞くこともできず。
でもこのまま、見過ごすわけもいかなく。
でもね。
その花が美しければそれでいいんです。
その花を気に入ったなら、種子を播いて育てて、また新しい芽が出るのを待てば良いのです。
本当にそれだけ。
僕は、その花と出会えたことが、ただ嬉しいのです。
現代人は何か知りたいことがあれば、すぐインターネットで検索して、その花の記載があるページで調べて、関連画像を見て、すぐに知ろうとする。
僕も名前を知りたい理由は、その花のルーツを知りたかったからです。
でもその花に自分の中の価値があれば、そんなものは必要ないのです。
敢えて写真には納めませんでした。
その咲いているところに行けばまた見られます。
その時にじっくり目に焼き付ければ、また足を運びたくなるでしょう。
僕は今、その花が気になって仕方ありませんが、焦らずともそこに花はあるでしょうから。
皆さんにお見せするかはわかりませんが、もしその時が来たら、ね。
そして、季節が過ぎて種子がなって、その種子をパクるかは、気にしなくていいですからね。
トレーニング
いつのまにか11月を迎えていました。
ここ最近、寒さが増してきたと思ったら、もう立派な秋です。
去年の今頃は、上演実習の「光の音」を終えた頃です。燃え尽きた直後にちょうど芸術祭期間の休講だったので、気持ちを切り替えるにはいい時期でした。
4年生である今年も卒業公演という形で舞台に出演します。
学業で舞台を踏むのは人生最後になるでしょう。
学業で舞台を踏むなんて、なんか変な感じもしますが、でも舞台は今の僕の人間性の形成には欠かせないものでした。そして、4年間、やってきてよかったと思っています。
役者は身体が資本です。
これに関してはみなさん本当によくわかっていただいてるみたいで、応援の言葉をくださる時、ほとんどの方に「役者は身体が資本なんだから、体調気をつけてね」と言ってくださります。有難いです。
これから本格的な稽古が始まるわけですが、それに向けて、さらに小屋入りしてからの期間に向けて、”疲れにくい身体”、また、”エネルギー循環の良い身体”をつくることが大切だと考えます。
少ないエネルギーでたくさん動ける身体という”効率型”は僕は信用してません。(競技によりますけどね、僕はスポーツ選手ではありませんので。)
摂った栄養と発揮するエネルギーはイコールです。
そんな夢みたいな話があれば、人間は不摂生で体調を崩したり、瘦せ細ったりしません。
ですから、エネルギーを摂取する癖と、それを
消費するのを怠らないのが良い身体づくりではないでしょうか。
そんな理念が僕の中にあってトレーニングを励んでいるわけです。
お陰様で、重点を置いて取り組んでいるハムストロングとふくらはぎは、ここ1ヶ月でかなり変わりました。
さてみなさん、僕がこの季節、口酸っぱくして言っていることがあります。
“暖房をつける前に、服を着込む前に、筋トレをしてみて!”
いや、これ本当にいいんですよ。
身体が温かくなって、暖房つけなくてもいけますよ!(光熱費もケチれます)
すこし肌寒くなってきて、暖房をつけようか迷っている時期くらいにおすすめです。
皆さん、仕事帰りの大人に何をやらせるんだとか、明日に向けて身体休ませたいんだよ、とか、おっしゃると思います。
その通りです。毎日やれなんて言いません。
30回を3セットやっていい汗をかこう!!とか、そんな無理なことは言いません。
もちろん、やりすぎたら汗かきますよ?
そうですね。5回でいいです。
そして、ちゃんと食べて寝てください。
新陳代謝が悪い方には特にお勧めします。
気をつけることと言えば、張り切りすぎて最初から回数を飛ばしすぎないとか、関節や腰を壊す間違えたやり方でやらない、とかそんなもんです。
ですから、ほどほどでいいんです。
女性の方なんか、筋肉をつけすぎてしまうと、見た目に影響が出てしまう方なんかいらっしゃるでしょうし。
さすがに真冬の寒さには敵いませんが…
暖房をつけ始める前にこのことを思い出したら…
ぜひやってみてね。
パニック障害
先日、ジャニーズのグループの一員がパニック障害の治療に専念するため、活動を休止することを発表しました。
みなさん、パニック障害とは何かご存知ですか。
精神疾患の1つです。
発作が出ると冷や汗、動悸、目眩、呼吸困難など、身体の調子が著しく不安定になります。
心の病になるので、治療法は人それぞれです。原因も特定するのが難しい場合があります。
実は僕もパニック障害を4年前に発症しました。詳しい原因はわかりません。
しかし、中学校の時から閉所恐怖症も発症していたので、精神疾患が悪化した、と僕はみています。
僕の場合は、窓がない閉鎖された空間と天井が低い空間に弱かったです。
地下の部屋などに多い、窓のない壁に打ちっ放しの空間は、天井や壁がまるで迫ってくるのではないか、という妄想に駆られてしまい(そんなことがないのはわかっているのにもかかわらず…)、症状が出ると、外の空気を吸わずにはいられずに突然部屋を飛び出してその空間から逃れたこともありました。
天井が低い場所といえば、例えば、車の中。
症状が一番ひどい時は、車に乗ることがすごい苦しかったです。車に乗ると、すごい息苦しくなって動悸がひどくなってました。ですから、止むを得ず車にならなくてはいけない時は、必ず窓を開けて、その側に乗りました。
明らかに日常生活に支障が出たので、精神科に通いました。
そこでも、パニック障害の症状だ、と診断はされましたが、薬を処方されるわけでもなく、身体のどこかを治療するわけでもありません。
今思うと、一番の治療法は、「自分を受け入れてくれる環境づくり」をすることが大切でした。
意識の外でどこか、住みにくい、自分を ”安定を保ちづらい” 環境に追いやってしまっていたのかもしれません。
ですが、友人、家族、僕の周りを取り巻く人々は皆優しい人ばかりでした。
もちろん、発作が起こればびっくりする人もいたし、気を遣わせてしまったと思う人もたくさんいましたが、この病気のことを話せば、それ以上に、みんな僕を受け入れようとしてくれました。そして、助けてくれました。ですから、僕がこの謎の精神不安定に正面から向き合うことができました。
そのおかげで、発作は減りましたし、程度もだいぶましになりました。
しかし、まだ完治はしていません。
僕は、外の空気を吸うか、クラシックを聴くことで、精神を安定に保っています。
この数年で、僕はかなり図太くなりました。
そうなるように自分を成長させてきました。
しかし、一方で敏感すぎるアンテナは鈍感になりました。
器にすくえきれない水は、溢れる前にすくわなきゃいいのですが、実はそれが命の水滴だったりもするのです。
生きるのはなかなか難しいです。
いつか治るといいな。
きっとそう願っているそのうちに治ってる、そんなやつだと思います。
白夜行
遂に読み終わりました…
読書初心者にとって文庫本800ページ超えの壁は高かったですよー!!
彼の著書の中でも人気が高い作品です。
僕は東野圭吾さんの作品は「殺人の門」という本で知りました。
いや、正確に言えば、「容疑者Xの献身」の映画化で初めて知りましたね。
この映画は僕の好きな映画ベスト3に入るくらい好きです。
特にこの作品でレビューを書く気はありませんが、1つ気になったことが。
僕はこの本を読み終わったら、映画化された白夜行を観てみようと決めていました。
今まで本を読んでこなかった自分は、原作を映画化した映画にしか触れて来ませんでした。
先ほど言った容疑者Xの献身も、映画を観たことがあっても、東野圭吾氏が書いた著書は読んだことがありません。
原作を他の形で作り変えるって言ってしまえば、もはやリメイクですよね。
その差異を感じてみたかったのです。
ある意味賭けです。
これはあくまで僕の個人的な意見です。
結論、かなり悪い意味でショックを受けました。
これは白夜行だから起こってしまった失敗なのかもしれない。
冒頭で言った通り、白夜行は800ページを超える非常に内容が多い作品です。
しかもミステリーとなると、細かい設定や描写、人物相関が繊細です。それが物語の結末を大きく変えることがあり得るからです。
原作で出て来たが出てこなかった人物、核心をつくためには必要のない場面をカットするなどは、やむを得ないとしましょう。
しかし、明らかに人物相関が狂ってたり、映画を観ただけでは明らかに説明不足で観ている人が置いていかれるストーリー進行など…原作からかけ離れたものを見せつけられました。
白夜行の原作が好きだったからこそ、悲しかったのです。これが商業作品の真相なのかと。
“オトナの事情”が重なりに重なって、ただイケメンと美女が観たいがために、ヒロインの濡れ場が観たいがために作られたかのような…
役者や監督が当時まだ若い方だったから、彼らもかなり挑戦的だったのではあったと思います。
ですが…
いや、こういう風に考えているから日本の映画界が成長しないんですよね。
わかります。わかりますが…
これが大きな課題であることは忘れてはいけません。
実写化に成功した作品も観てます。
Death Noteなんて社会現象が起きましたよね。
そこから学ぶべきことはあると思います。
実際、今公開されている映画のほとんどは、原作を基にしている作品ですからね。
だからおもしろくなくて、映画界がしぼんでいってるのかな…
いろいろと考えてしまいました。
原作を扱うということは、原作を基に作品を作るということは、どういうことなのか!
次は、太宰治「晩年」を読みます。
驚きました。
先日、嗜好用の大麻がカナダで合法化されました。
これはウルグアイに続く世界で2カ国目の例だそうです。それよりも、初めて主要国で合法化が認められたというのが大きな話題になりました。
日本人の感覚からしたら信じられないことでしょう。
日本で大麻は成長に害を及ぼす”違法薬物”の類いとして教育されています。
大麻の合法化が示すのは、大麻が身体に害があるものではない、ということが認められたわけではありません。もちろん、タバコやアルコール同様、成長に害を及ぼす懸念があるとして、使用に年齢制限もあります。
合法化されたということは、国が大麻産業を認めたということでしょう。
簡単に言えば、大麻を禁制から管理に変わりました。そのため、国は大麻から税収を得ることになります。タバコや酒と同様ですね。このような嗜好品から得られる収入は少なくないです。
管理の体制が整えば、これからも大麻の合法化する国や地域は増えるはずです。
僕がいたニューヨークでは、まだ大麻は認められていません。しかし、大学在学当時、寮のルームメイトが、仲間内でマリファナを吸う集まりがあって、よくその臭いが部屋に充満してました。慣れ親しんでないためか、なかなかいい香りとは言いづらいです。まさしく、青臭い葉が燃えてるような臭いです。
残念ですが、大麻を吸っていた仲間内は学校には行かなくなり、見た目もやつれて、グレて、学校を去る人もいました。おそらく、大麻の副作用の何かが原因で身体的にも精神的にも落ちぶれてしまった結果だとは思うのですが…
まだ嗜好用の大麻のうまい使い方ってのがよく知りません。
日本でも大麻の臭いが臭ったらわかります。物騒なところは避けて生活しているので、ほとんど遭遇することはありませんが、やはり治安の悪い地域ではたまに臭います。
日本での合法化はしばらく先でしょうね。
日本人の感覚では同じ禁止の地域でも、流通量が違いますから、意外と日常に溢れていることに驚きます。
数年前、某元女優の政治家が大麻の合法化を訴えてましたね。
ですが、取り締まりがまだまだ厳しい日本では、有権者の賛同を得るどころか、警察に捕まっていました。
ですが、最初にも申し上げた通り、G7の1カ国であるカナダが合法化をしたという事実は、少なからず日本にも今後影響は出てくるはずです。
もし日本でも認められて、2世代先くらい先、僕らの孫あたりは、もしかしたら、就職先が大麻関係の企業、だったりするかもしれませんね。
読書
今日は3限が休講だったので溜まっていた家事を一掃しました。
ですが、連日のトレーニングで疲労が蓄積した身体にはあまりよくなかったですね。
買い物にも出たため、かえって身体を使ってしまいました。
明日はしっかり身体を休ませようと思います。
僕はここ数ヶ月、読書をする習慣をつけることができました。
中高生時代の自分からしたら有り得ないです。中高生時代に簡単な小説を一冊ですら、読み切ったことがあっただろうか!!(間違いなく無いです)
本なんてなにが面白いのか、情報を得るなら映像(ドキュメンタリーやバラエティ、ニュースなど)とインターネットがあれば十分じゃないか、と。
それは大きな間違いでした。
上2つで挙げた何れも、知りたいことに対して直接的に調べることができます。調べたい語句を辞書で開けば出てくる、みたいな。
しかし読書は違います。思考や観察、想像、空想など、”文章から読み取る”というアクションになります。そうなると、頭を使う量が違います。さらに、自分にとって新鮮な考え方、感覚に手軽に出会えます。(これはインターネットのコラムも同様ですね。)その中で出会った”知識”が頭に残って、人生の中で役立つかもしれない、ということなのかなと、気づき始めました。
実に面白い。
この読書の習慣は、実は、自分から興味を持って始めたとは言いがたいのです。
なぜなら、実家にいた頃、両親が読書をしていたことを思い出して、読んでみようと思ったからです。
今更親の影響で読書を始めるだなんて思ってもいませんでした。別に真似をしたわけではないんですけどね、やっぱりいいものは自分の中に取り入れたいという欲は尽きてきませんでした。
今は小説の文庫本に挑戦していて、東野圭吾の「白夜行」を読んでいます。
これがまた長い!!
文庫本で800ページ近くあります。
読み始めて1ヶ月は経ちますが、まだ半分です。僕は長い時間本に向き合うのがまだできないので、1日に3度読む時間を作ってすこしずつ読んでいます。一度に読めるのは、映像にしたらせいぜい7分くらいの量。(朝ドラでも半分…)
この習慣が途切れることはしばらくはないと思います。なぜなら、白夜行を読み終わった後に読む順番待ちの本がすでに3冊あるから…
太宰治の短編集と小説、あと別の著者のエッセイが1冊です。太宰はすでに1冊読みましたが、惚れ惚れしたので楽しみで仕方ありません。
母は小さい頃から今でも、寝る前にベッドで読書灯をつけて本を読んでいます。
長い間続けていると最早、活字を読まないと寝られないらしいです。
季節は偶然にも秋
読書をするにはもってこいの季節ですから